主宰・主任講師
松谷偉弘 [博士]
Takehiro Matsutani, Ph.D.
■プロフィール:大学受験指導歴四半世紀のプロ講師。日米の有名予備校を経て、2000年に ICU受験専門の予備校セミナー FORUM-ICU を設立。リベラルアーツと受験教育の融合をライフワークとする。育児・研究休暇を経て、 2023年、よりオーソドックスなリベラルアーツ教育を志向すべく「武蔵野自由英学塾」Musashino Institute for Liberal Arts and English [MILE] と改称の上、リベラルアーツ主義の英学私塾としてリニューアル。
■学歴
・国際基督教大学(ICU)人文科学科卒 [B.A.]
・University of Pennsylvania 留学 [Dean's list 掲載]
・Amherst College卒 [B.A: Magna Cum Laude / 内村鑑三スカラー]
・ICU 大学院 比較文化研究科(ICU GSCC)修士課程修了 [M.A./ ICU院初の短縮修了]
・ICU 大学院 比較文化研究科(ICU GSCC)博士課程修了 [Ph.D.]
■出講歴
・トフルゼミナール(ICU・SFCコース他)
・日曜講座(ICUコース)
・Princeton Review(TOEFL/GMAT)
・秀英予備校(東大・難関私大コース等)
・東進ハイスクール
■ゲスト講義
・河合塾(ICU 講習会)
・亜細亜大学(SPIセミナー)
・武蔵野大学(SPIセミナー)
・他多数
■採用合格歴
・代々木ゼミナール
・河合塾
・早稲田塾
・トフルアカデミー
・北九州予備校
■著作:TOEFL・TOEIC や大学受験に関する著書・記事も多数(旺文社、語研、他)。なかでも ICU ELP(英語教育プログラム)の名物講師であった Robert Hilke先生、Paul Wadden先生との共著『はじめてのTOEFL』と『はじめてのTOEIC』(旺文社)は 刊行後20年近く、トップセラーとして多くの版を重ねている。またICUの英語学担当教員の城座沙蘭博士との共著『Interesting Stories』シリーズ(旺文社)は全国の有名進学校多数で副教材として採用されている。
■兄弟妹5人全員が ICU・ICU 院卒(うち4人が博士)。
著作 / 記事サンプル
主宰メッセージ
知的異端児 intellectual dissent の皆さんへ
ガッコウは嫌い、でも勉強は好きな高校生。
受験にウンザリ、疲れている浪人生。
大学のリアルにゲンナリ、足掻いている大学生。
じつは英語に自信がない帰国生。
学力が不安だからAO/総合選抜で、と逃げ腰な“優等生”。
このまま会社人でいてよいのか、迷っている社会人。
ICUであろうが SFC であろうが、ただ大学に滑り込むためならば、この時代、予備校など必要ないのかも知れません。高校は予備校以上に予備校化していますし、安手のオンライン授業も見放題ですから。それに大学は、あれやこれやの推薦型選抜で学生集めにやっきになっており、もはや”狭き門”などではありません。
英語もペラペラ、ヘラヘラできればそれでよし。TOEIC満点程度で大満足というのであれば、この時代、文法訳読式の精読などムダの極みなのかも知れません。たいていのことは”速読”やら”斜め読み”とやらでお茶を濁せますし、メンドウなことは AI [人工稚能]にお任せで、なんとかなってしまいます。
“グローバル人材”とやらに憧れてキラキラ、ギラギラ・・・。競争社会を勝ち抜きたいというだけのことならば、ネットをサーチし、SNSでトレンドをおさえ、パワポでプレゼンできれば、それでオールオッケーなのかも知れません。コスパと小器用さばかりがちやほやされるこの時代、批判的な思考力、幅広い教養はかえって邪魔ですし、倫理観や正義感などウザくてならないことでしょう。
しかし、もしあなたが、こうした時代の趨勢に違和感を感じ、万事が「早すぎる」「慌しすぎる」「雑すぎる」と思うことがあるならば、もし、あなたがガッコウやジュケンに<息苦しさ>と<生き苦しさ>をおぼえているなら、自由を求めるあなたの知性は、幸いなことに、まだ壊死していません。
あなたが「自らの頭で考え」「自らの言葉で語り」「自らの足で立ち」、言葉の本当の意味において、<自由人>でありたいと願うならば、必要なのは Unleash your inner maverick すること。当塾はそのための、ちょっとしたお手伝いができるかも知れません。
当塾は、時代遅れの、時代錯誤の、そして反時代的な、小さな“予備校”です。
99.9% の受験生には、おそらく向いていませんし、見向きもされないに違いありません。
しかし、もしも、あなたが 0.1% の<考える受験生> のひとりであり、リベラルアーツに a ray of hope(一縷の希望)を見出しつつあるなら、当塾は、このクニではあまり類例のない <アジール> すなわち「自由な地」であると感じてもらえるかも知れません。
やれ偏差値だ合格判定だ、やれ速読多読だ四技能だと、あいもかわらず、かまびすしい受験ギョウシャら(高校と大学を含む)の営業キャンペーンに踊らされたり、脅かされたりすることなく、当塾ではマイウェイ&マイペースでゆっくりと、じっくりと、しっかりと、心安らかに、心ゆくまで学ぶことができます。
ただし、勘違いしないでください。
”マイウェイ”&”マイペース”とは「あなたの」ではなく、「わたしの」です。
なにぶん当塾は、良きにつけ悪しきにつけ、純然たる<私塾>ですので。
主宰者であり主任講師であるわたしが<オーセンティック>であると信じる方法にしたがって、読むに値するテキストを紐解き、論じるに値することを論じ、そして考えるに値することを考えます。ただ、ひたすらに、ひたむきに、淡々と、黙々と、兀々と・・・。
教え込みたいことなど、なにひとつありません。
教えられることも、さして多くはありません。
しかし、ともに学びたいことなら、数限りなくあります。
知的で、倫理的で、繊細な<考える受験生>に会えることを心待ちにしています。
MILE主宰・主任講師
松谷偉弘
Takehiro Matsutani, Ph.D.